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工学部機械第II学科卒

言われたことをやる、でもそれだけじゃ仕事は面白くならない。

― 目的意識を持つ大切さ ―

上下水道担当

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上下水道コンサルタント業界を志望した動機はなんでしょう?

ちょうど大学を卒業する頃がこの業界の仕事が多い時期でした。メーカー等も受けましたが、水道なりそういった業界に関わりたいと思い就職活動をしました。元々が機械学科出身なので、当初はプラントの方を志望していたのですが、上下水道コンサルタント業に入っていきたいなと考えるようになりました。

なぜ上下水道コンサルタントなのでしょう?

役所へ入ることは考えていませんでしたが、基本的には公共工事に絡めるところといった方向を志望していたからです。

当社入社後から現在まで、どのような業務に取り組んでいますか?

interview6-2主に耐震に関わる業務です。今は一般的にもちょうど古い施設が多くなってきているので、どうやってそれを使いながら更新していくか、そういった改善設計とか改築設計の業務が多く、新築案件はむしろ少なくなっています。新築の知識がないと出来ない改修もあるので、そういった意味では、今、新築の経験がないのに改修だけをやるのは大変なのではないでしょうか。改築のための技術というのも必要ですが、こわいのは、今後数十年経って新しく建て替えましょうとなった時に新築の技術を持った人がいなくなってしまっているのではないか。それが今、気になっています。対処策は、新築の技術を持った人からいかにその知識を吸収するか。それしかないと思います。

仕事で「やりがい」を感じるのはどんな時ですか?

仕事上積み上げてきた基本的な指針や基準になる改修業務の経験を多く持っています。今までの知識から理論立てて「こうやったらいいのではないか」という提案をして、それが受け入れられた時にやはりやりがいを感じます。ああ、よかったなと思います。

仕事をしていて困難に思うことはなんでしょう? その解決方法は?

想定外のことが起こることがあります。改築絡みでは特に古い施設で図面と実際が違うことが多々あるのです。やっていて「あれ? 図面と違う!」となった時、特に工事が始まっているときは時間がタイトですから、その対処はその時に即断できなければいけない。それには今までの知識を組み合わせていくしかないのです。知識と経験です。やってみなければ分からない、ということが多くあります。

当社やコンサルタント業界について思うことは?

今コンサルタント業界には上下水道に関してもいろいろな団体があります。それぞれにいろいろな考えを持って、いろいろな提案をたくさんしています。いろいろな団体があるゆえに、実際に設計となった時に、どの団体の指針を優先するべきか意見がわかれることがとても多い。「あの団体はこう言っている。あっちの団体はこう言っているがどうなのか」と。これを整理していくのが大変だなという気がしていますが、当社単独のやり方にこだわっていてはいけないとは思います。

当社やこの業界を目指している人たちへメッセージを

「与えられたものをやる」という意識ではいけません。目的意識を持って、「こういうことがやりたいな」という目標がないと、結局与えられたものだけをやることになり、それはいつか面白くなくなってしまいます。「言われたことは分かった、だからこれをやる」でも、それに繋げられるものがないと仕事は面白くならない。これはすべての仕事に関わってくることだと思います。

「採用されれば、どこでもいいから入っちゃおう」という人もいるかと思います。そういう場合でも「この会社に来たからにはこういうことやろう」と、ひとつ目標を作ってやっていってください。例えば「ここで力をつけて違うところへ行くんだ」ということもひとつの目標になるかもしれません。でも、それは将来きっと変わっていくと思います。

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