上下水道の事業を推進している多くの自治体では、地域への対応の向上と同時に、人員の合理化、コストの縮減などさまざまな改革が求められています。また、現状で「生き字引」といわれるような経験を積んだ技術者が年々減少していることで、専門知識や技能の継承が困難になってきています。このため維持管理をどれだけ省力化できるか、簡易化できるか、あるいは民間に委託できるかなどの検討が必要となっています。
私たちはこのような傾向を先取りして、最小の人手と手間で運営できる維持管理業務の支援システムの開発を行っています。上下水施設の維持管理を、コンピュータの活用や業務の代行によって支援するのが、「上下水道トータルサポートサービス」です。この当社のシステムは、単にソフトを売るだけではありません。維持管理に必要なあらゆる業務を総合的に技術支援するものです。事業体実情に合わせてカスタマイズされたシステムが、従来のアナログ的な手法では考えられなかった簡便さを実現。誰でも容易に使えるシステムを提供します。さらに、必要とされる人材の提供によって地図や台帳の作成・更新などの分野を代行するなど実践的なサポート体制を構築しています。
このシステムは事業体実情やご要望、将来の発展性などに合わせて最適なシステムを提供するもので、そのサービスの内容は、①デジタルファイリング、②GISシステム構築、③設備管理システム構築、④管網解析、⑤ニーズに合わせてカスタマイズする運用業務支援となっています。
■ 上下水道施設情報を電子化し、一元化・高度化・共有化を図る
■ できるだけシンプルなシステムを構築
■ 窓口業務の迅速化など行政サービスの向上
■ データの加除が簡単なシステム提供による外部委託費の節約
■ オーダーメイド可能なシステムを構築
水道属性表示検索 | 配水管、給水管、メータ、バルブ、消火栓等の属性表示・検索・集計が簡単にできる |
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断水表示 | 断水範囲と影響家屋情報、閉めるべきバルブを瞬時に把握可能(断水工事・災害時に有用) |
集計調書 | 用途・口径・管種・布設年度別の集計調書が作成可能(水道事業ガイドラインの基礎データ) |
料金システムとの連携 | 料金システムとの連携により、最新の給水栓情報を相互利用可能 |
管網解析 | 給水不良や圧力管理 、配水場間の相互運用、将来水需要に合わせた管路配置の見直し |
下水属性表示検索 | マンホール、管渠、桝、ポンプ、合併浄化槽等の属性表示・検索・集計が簡単にできる |
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履歴管理 | 履歴の一括管理:補修工事情報、保守点検情報、事故・浸水などの情報管理 |
シミュレーション | 停電対応、豪雨時溢流防止対応時の緊急事態における接続件数、管内貯留量の算出 |
上下流管の追跡 | 任意のマンホールの上流・下流の管を強調して表示でき、流入対象の管や処理場までのルートを確認可能 |
縦断図の作成 | 入力されたデータを基に管渠の縦断図を自動作成し、管渠の勾配や土被りが一目で確認可能 |
入力作業が簡単 | マウス操作だけで簡単に管等の施設の加除、属性の編集が可能 |
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各種図面の読込 | 道路台帳・都市計画図・航空写真等の所有している図面や市販地図を読み込むことが可能 |
付加資料表示 | 竣工図、オフセット図、現場写真、給水申請書等の表示、印刷が可能 |
印刷 | プリンタ、プロッタによる任意のスケールでの出力が可能。印刷製本用の台帳図印刷も可能。 |
連携 | 水道台帳システムと下水道台帳システムを連携させることで、リアルタイムでそれぞれの管の埋設状況を把握できる |
運用 | スタンドアロン、クライアント・サーバ、クラウド、モバイル等の複数の運用形態が利用可能 |